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「本日は悲劇なり」 赤川次郎

本日は悲劇なり

内容(「BOOK」データベースより)
早朝の教室で女子高生が原因不明の自殺をした。レポーターとして事件の取材をしていた白木は、少女の死を喜ぶ級友や嘘の発表をする学校に興味を抱き、自殺の原因を探り始める。調査を進めるうちに、何者かの妨害を受けながらも、少女の遺書を教師が隠したという噂を知る。真相究明のため遺書を探し出そうとする白木だったが…。少女の自殺の裏に隠された真相とは。驚愕の結末の表題作他1編収録。


病院の待ち時間が長かったので、思わず買った1冊。
薄かったので、あっという間に読み終わりました。
表題作と他1編です。

表題作は
TVリポーターの白木が、女子高生が高校で自殺した事件を取材するお話です。
葬儀に出向き、悲しむ友人を取材する中、ひとりの女子高生が放った言葉。
「死んでせいせいしたわ!」

学校側が発表した事実が真実でないと思った白木は、女子高生の自殺の原因を探り始める。

真実を追求することと言えば聞こえはいいけれど、人の秘密を暴くことに変わりはない。
マスコミの力は半端ない。
白木が辿り着いた真実とは果たして・・


もう1編は、社宅に住む夫婦のお話。
夫は若くして課長に昇進し、妻の恭子は社宅の自治会の会長に多数決で決まってしまった。
しかも、長く努めていた社長の娘に代わって。
社宅ならではの力関係やトラブルに辟易しながらも、役を全うしようとする恭子。

わたしも地域の役をちょうど終えたばかりで、ほんとにいろんな人がいる。。と実感したので
この恭子の気持ち、すっごいわかりました。。

どちらの話も、本音と建前の見極めが大事だと言うことですねー
こわいこわい。。

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| あ その他 | 2019-02-28 | comments:1 | TOP↑

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「dele」 本多孝好

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内容(「BOOK」データベースより)

「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する」。それが『dele.LIFE』の仕事だ。淡々と依頼をこなす圭司に対し、新入りの祐太郎はどこか疑問を感じていた。詐欺の証拠、謎の写真、隠し金―。依頼人の秘密のデータを覗いてしまった2人は、思わぬ真相や事件に直面してゆく。死にゆく者が依頼に込めた想い。遺された者の胸に残る記憶。生と死、記録と記憶をめぐる、心震わすミステリ。


死んだあと、消して欲しいデータをその人に代わって削除する。
そんな仕事をする圭司と祐太郎。

ドライに仕事する圭司と、依頼人に寄り添おうとする祐太郎。
人が消して欲しいデータは、必ずしも疚しいもの、人に見られたくないものだけではなかったり。
自分のためではなく、誰かのためだったり。

とても興味深い設定で、面白かったです。

これ、ちょっと前にドラマをしてて、それが面白かったので、原作を。。と読んでみたんですが
ドラマの話とこの本の話は同じものがなかったです。
・・・というのも、ドラマは本多さんの原案を元にいろんな脚本家さんが描かれてるみたいですね。
なので、2倍楽しめた感じでした◎

小説は「dele2」もあるみたいで、そっちも読んでみようと思うし
ドラマも続編があればいいのになーと思います。

| は その他 | 2019-02-21 | comments:0 | TOP↑

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「弁護側の証人」 小泉喜美子

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内容(「BOOK」データベースより)
ヌードダンサーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦と恋に落ち、玉の輿に乗った。しかし幸福な新婚生活は長くは続かなかった。義父である当主・龍之助が何者かに殺害されたのだ。真犯人は誰なのか?弁護側が召喚した証人をめぐって、生死を賭けた法廷での闘いが始まる。「弁護側の証人」とは果たして何者なのか?日本ミステリー史に燦然と輝く、伝説の名作がいま甦る。


知らない作者さんだったんですが、本屋さんでイチオシ的な感じのうえ、帯の感じから期待して購入。

ストリッパーだった漣子は財閥の息子、杉彦に気に入られ結婚した。
まあまあ道楽息子なんだけど、玉の輿です。
しかし、彼の屋敷で生活を始めた矢先、義父が部屋で殺害されてしまう。

というお話ですが、あとの展開はネタバレになっちゃいます。
なぜなら帯には、叙述トリックやどんでん返しや騙しのトリック という言葉が並んでいて。

しかーし
わたし、まったくミスリードされずに読んでたんです。
なんでだろう、最初にそう信じて読んでたんです。
ある程度、展開も読めてたんだけど、最後にあるだろうどんでん返しを期待しながら。。
ということで、何も疑う余地もなく、思った通りの展開で最後まで進んでしまったとさ。。チャンチャン。

全体的に読みにくいなーと思ってたら、かなり古い作品でした。
どおりで、知らない作者さんだ。
道尾秀介さんの解説がよかったです◎


| か その他 | 2019-02-05 | comments:0 | TOP↑

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「燃えよ、あんず」 藤谷治

燃えよ、あんず

内容紹介

人生、何が起こるかわからない(本当に)

下北沢の小さな書店・フィクショネスには、一癖も二癖もある面々が集っていた。癖の強い店主、筋金入りの「ロリータ」愛読者、大麻合法を真面目に主張する謎の男、大手企業で管理職に就く根暗な美形男性、そして、決して本を買わずに店で油を売り続ける、どこか憎めない女子・久美ちゃん。
そんな彼女に新婚間もなく不幸が訪れる。それから十数年。ある日、久美ちゃんがお店にふらりとあらわれた。同じく懐かしい顔の男を伴って――。


下北沢の小さな書店に集まる常連さんたちのお話です。
店主のオサムさんの視点で描かれた、特に久美ちゃんのお話です。

常連だった久美ちゃんは、最初の結婚のあと、すぐに旦那さんを亡くした。
その後、奈良の旦那の実家で10年くらい過ごしていたところ、
同じく常連の由良さんと偶然再会し、東京に戻ってきた。
そこからまたみんなとの交流が始まり、さらには新たな出会いも訪れる。

個性的な常連さんたち。
みんなが久美ちゃんの幸せをそれぞれに願います。
久美ちゃんの2度目の結婚をめぐって起こる、たくさんの冒険劇。
久美ちゃんの家族、相手の父親、獅子虎さんetc..

面白い展開でした。

そして終わったあとに始まる、獅子虎さんのお話。
なんだか切ない、けど納得。素敵じゃないですか。

| は その他 | 2019-01-28 | comments:0 | TOP↑

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「噛み合わない会話と、ある過去について」 辻村深月

噛みあわない会話と、ある過去について

内容(「BOOK」データベースより)
怒りは消えない。それでいい。あのころ言葉にできなかった悔しさを、辻村深月は知っている。共感度100%!切れ味鋭い傑作短編集。


不思議なタイトルで、どんな話なんだろうと思ったら、4つの短編でした。

うち2話は、昔から知っている子が有名になったとき、それが当時の記憶の子とはかけ離れてたときのお話。
昔はこうだったと言いたくなる気持ちも分からなくないけどね。
だけど、対面したときに受ける仕打ち。。
何年経っても、「された事」は覚えているもの。

わたしは、1話目の「ナベちゃんのヨメ」が、わー、ありそうな話!分かる!と思いました。
大学を卒業して7年、大学のコーラス部の同期だったナベちゃんが、結婚するという話。
ナベちゃんとは、みんな女ともだちのように一緒に過ごしてきた。
そんな彼の結婚相手はなんかヤバいらしい。。
確かに、やばそう。。会っても、やばかった。。
そこで、ナベちゃんがとる行動、女子たちがとる行動。
「友だちは何人束になっても、嫁には叶わない」
あー、確かに・・・と納得してしまいました。

相手にしたことは、結局自分に返ってくるんだよって感じの1冊でした。
それがたとえ、無意識でも・・
肝に銘じます。。


| 辻村深月 | 2019-01-22 | comments:0 | TOP↑

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