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「怒り」 (上)(下)

怒り上
怒り下

内容(「BOOK」データベースより)
若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏―。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。


映画館で予告を見て面白そうと思ったので、読んでみました◎

東京八王子で起きた殺人事件。
犯人は山神一也、27歳。
事件から1年経ったいまも、逃亡を続けていた。

そして、千葉、東京、沖縄の3つのお話し。

千葉では港町の漁港にふらりと働かせて欲しいとやってきた田代という男。
そこで働く洋平、愛子親子と親しくなった田代。

東京では、エリートサラリーマンの優馬が出会った無職の男、直人。
ゲイの優馬は直人と一緒に暮らし始めた。

沖縄では、離島で暮らす泉と母親。
泉は舟で渡った無人島で、野宿をしていたバックパッカーの男、田中と出会う。

上巻を読みながら、この3人の誰が犯人なんだろう。この時間軸はどうなってるんだろう。
なんて、いろんな想像をしながら読んでました。
下巻になると、どんどん真実に近づいていくにもかかわらず、どんどん読んでて苦しくなっていきますね。
それぞれの人間模様が切ない。。
1つの事件はこんなにもいろんな人を傷つけるんだと。

映画のラストはどうなるんでしょうね。
犯人はそのままいくのかな。
映画になると、ラストはちょっと変わってる気がします。

面白かったです◎

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| 吉田修一 | 2016-07-16 | comments:0 | TOP↑

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「ランチのアッコちゃん」 柚木麻子

ランチのアッコちゃん

内容(「BOOK」データベースより)
地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」。気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ変わっていく自分に気づく(表題作)。読むほどに心が弾んでくる魔法の四編。読むとどんどん元気が出るスペシャルビタミン小説!


やっと読みました。
ドラマにもなってずーっと気になってたのですが、なんかタイミングなくて、やっとです◎

派遣社員の三智子は、彼氏にも振られ落ち込んでたとき、会社の上司、黒川部長ことアッコ女史から提案される。
一週間、ランチを取り替えっこしようと。
三智子は、アッコ女史のために毎日お弁当を作り、その代わり、三智子はアッコ女史の毎日のランチコースを巡るという不思議な一週間が始まる。

友だちもいない、彼氏にも振られる。
地味な毎日を過ごしていた三智子は、アッコ女史のランチコースで一週間いろんな出会いをする。
こんな世界があったんだ!と思わせてくれる一週間。

そんな表題作を含む、4編です。
1話、2話は、アッコ女史と三智子のお話。
3話、4話はまた別のお話しですが、雰囲気は同じく、社会に出た子たちがそれぞれの方法で前向きに生きていく姿です。
アッコ女史ともリンクしてるしね。

さらっと読めるんだけど、とてもほっこり。
元気が出てくる1冊でした。
人気なのが納得◎
続編も出てるようなので、早速読んでみようと思います。

| や その他 | 2016-06-30 | comments:0 | TOP↑

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「誓約」 薬丸岳

誓約

内容(「BOOK」データベースより)
愛する家族と穏やかな日々を過ごしていた男に、一通の手紙が届く。「あの男たちは刑務所から出ています」。便箋には、ただそれだけが書かれていた。


レストランバーのマスター、向井は、仕事も家庭もうまくいって幸せな日々を送っていた。
しかし、彼の元に届いた一通の手紙によって、事態は一変する。

手紙には「あの男たちは刑務所から出ています」とだけ書かれてあった。
差出人の名前にも覚えがあった。
15年前、向井が幸せな生活を手に入れるために、あることを約束した相手だった。

自分の過去が、家族や仕事先の人たちに知られるのを恐れ、向井は手紙の差出人を探し始めた。


帯にある言葉は、「一度、罪を犯した人間は、幸せになってはいけんませんか」
うん、薬丸さんですね。
向井の現在と過去。

結構、ハラハラ、ドキドキな展開で、サスペンス的な感じでした。
意外な犯人とかね。わからなかったなー。
面白くて、一気に読みました◎


| 薬丸岳 | 2016-06-12 | comments:0 | TOP↑

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「伊藤くん A to E」 柚木麻子

伊藤くん AtoE

内容(「BOOK」データベースより)
伊藤に長い間片思いするが、粗末に扱われ続けるデパート勤務の美人。伊藤からストーカーまがいの好意を持たれる、バイトに身の入らないフリーター。伊藤の童貞を奪う、男を切らしたことのないデパ地下ケーキ店の副店長。処女は重いと伊藤にふられ、自暴自棄になって初体験を済ませようとする大学職員。伊藤が熱心に通いつめる勉強会を開く、すでに売れなくなった33歳の脚本家。こんな男のどこがいいのか。5人の女性を振り回す、伊藤誠二郎。顔はいいが、自意識過剰、無神経すぎる男に彼女たちが抱いてしまう恋心、苛立ち、嫉妬、執着、優越感。ほろ苦く痛がゆい著者会心の成長小説。


伊藤くんと関わる5人の女の人を主人公としたA~Eまでのお話しです。

1話目を読んで、伊藤くんのイメージが出来上がりました。
イケメンだけども、ボンボン気質でモラトリアムから抜けられない、残念な男。。
癖のありすぎる、ちょっと変わってる感じ。

そんな彼と関わる5人の女の子たち。
彼女になれず、都合のいいように扱われる女の子。
伊藤に好かれて困る女の子。
伊藤に恋する子の親友で、軽い女の子。
その伊藤に恋する女の子。
そして、大学時代の先輩。

いろんなタイプの女の子の目線でみた、伊藤という男。
最初は、ダメ男だけどそれがツボになっちゃう子っているんだろうなーって好意的に読んでいたけれど
最後のお話しで、ああ、やっぱり伊藤ダメだ・・・なんて思ったり。
まあ、女の子も結構ダメな子もいるんだけどね。。

女の子同士の関係も結構出てきます。
伊藤に恋する子とその親友とか、伊藤に好かれる子とルームシェアしてる子とか。
仲良しな女の子同士でも、実は心の中で嫉妬したり軽蔑したりしてること。
結構衝撃・・・
こんな男のために、友達なくすなんて、悲しすぎる!と思ってしまう。

クズケンみたいなタイプ、結構好きですけどね~

こういう女の子の話し、結構好きです。
楽しく読めました◎

| や その他 | 2016-01-27 | comments:0 | TOP↑

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「最後の証人」 柚木裕子

最後の証人

内容(「BOOK」データベースより)
元検察官の佐方貞人は、刑事事件を専門に扱うやり手弁護士だ。そんな佐方の許に、かつて在籍した地検の所在地で起きた殺人事件の弁護依頼が舞い込む。高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。物的証拠、状況証拠ともに、依頼人が犯人であることを示していた。男女間の愛憎のもつれが引き起こした悲劇。世間やマスコミの誰もが、依頼人に勝ち目はないと見ていた。しかし佐方の、本筋を見抜くプロの勘は、これは単純な事件ではないと告げていた。敗戦必至の弁護を引き受けた佐方に、果たして勝算はあるのか。やがて裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開をみせる…。


元検察官で今は弁護士をしている佐方。
彼のもとに来た依頼は、あるホテルで起きた殺人事件の被疑者の弁護。
状況的に依頼人が犯人と思われているが、彼は引き受けた。

戦う相手は、かつての上司だった男の、今の部下。
女性検察官の庄司真生。
果たして、佐方に勝算はあるのだろうか。

事件はホテルで起きた殺人事件。
男女の痴情のもつれと思われるような事件。
しかし、この事件はそんな単純な事件ではなかった。

実際にこの裁判を傍聴しているような気になります。
検察官よりも、わたしの方がこの事件わかってる!と思えます。
でも核心まではいってない。。ってことで、一気読みでした。

とっても読みやすくて、面白かったです◎
ドラマ化されてたみたいですね~。知らなかったー

| や その他 | 2015-08-25 | comments:0 | TOP↑

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