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「TUGUMI」 吉本ばなな

TSUGUMI.jpg

内容(「BOOK」データベースより)
病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と育った海辺の小さな町へ帰省した夏、まだ淡い夜のはじまりに、つぐみと私は、ふるさとの最後のひと夏をともにする少年に出会った―。少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめきを描く、切なく透明な物語。第2回山本周五郎賞受賞。


昔、友だちが「この本いいからー」てくれた1冊です。
夏が恋しくなるお話しです。

まりあ19歳。いとこのつぐみ18歳。
病弱だけど、とっても生意気で意地悪で、だけど憎めないつぐみ。
小さい頃からずっと一緒に育ってきた2人。

まりあが大学で東京に行ったのち、2人が育ったつぐみの実家の山本屋旅館はたたむこととなり、最後のひと夏を山本屋旅館で過ごすため、まりあはつぐみのいる小さな海辺の町へ向かう。

小さい頃からつぐみには騙されたり意地悪されたり、散々振り回されたまりあ。
だけど、つぐみと一緒に過ごす時間はとってもかけがえのない愛しい時間だった。

空気の澄んだ夏の夜。
犬を連れて散歩した海辺。
星空いっぱいの夜の花火。
夏が終わりに近づく淋しさ。

その情景を思い浮かべて、一緒に夏を過ごしているような気分にしてくれるとてもきれいな文章です。

めちゃくちゃだけどとっても魅力的なつぐみが大好きになります。
そして、まりあをはじめ、つぐみの家族、恋人、みんな優しいです。

あったかい気持ちになる1冊です◎

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| 吉本ばなな | 2011-10-18 | comments:0 | TOP↑

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「キッチン」 吉本ばなな

キッチン

内容(「BOOK」データベースより)
家族という、確かにあったものが年月の中でひとりひとり減っていって、自分がひとりここにいるのだと、ふと思い出すと目の前にあるものがすべて、うそに見えてくる―。唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。日々のくらしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。世界二十五国で翻訳され、読みつがれる永遠のベスト・セラー小説。泉鏡花文学賞受賞。


この本は、わたしが今のように読書にはまるもっと以前に購入した1冊。
先日の休日に、釣りをする相方を眺めながら海で久しぶりに再読。
あったかい気持ちになりたいときに、なんだか急に読みたくなる1冊です。

祖母と2人で暮らしていたみかげ。
その祖母が亡くなって一人ぽっちになったとき、うちにおいでと言ってくれた雄一と母のえり子さん。
えり子さんは雄一の母だけど、実は父。
雄一の母が亡くなってから、女になって女として生きてきた。

孤独を感じていたみかげに訪れた、雄一とえり子との穏やかな生活。
大切な人を亡くした喪失感を埋めてくれる優しい時間。

「虫ケラのように負けても、ごはんを作って食べて眠る。愛する人はみんな死んでゆく。それでも生きてゆかなければならない。」
えり子さんの言葉。
同じく大切な人を亡くした彼女(彼?)だから伝わる言葉。

死と隣り合わせを感じながらも、暗さがなくとても静かで強い文章が好きです。


| 吉本ばなな | 2011-10-04 | comments:0 | TOP↑

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