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「この女」 森絵都

この女

内容(「BOOK」データベースより)
甲坂礼司、釜ヶ崎で働く青年。二谷結子を主人公に小説を書いてくれと頼まれる。二谷結子、二谷啓太の妻。神戸・三宮のホテルに一人で住み、つかみ所がない女。二谷啓太、チープ・ルネッサンスを標榜するホテルチェーンのオーナー。小説の依頼主。大輔、甲坂礼司に小説書きのバイト話を持ってきた大学生。礼司に神戸の住まいを提供。松ちゃん、釜ヶ崎の名物男。礼司が頼りにし、なにかと相談するおっちゃん。敦、二谷結子の弟。興信所経営。結子のためなら何でもする直情型の気のいい男。震災前夜、神戸と大阪を舞台に繰り広げられる冒険恋愛小説。3年ぶり、著者の新境地を開く渾身の長篇書き下ろし。


何冊か読んだ森絵都さんの印象と違った物語でしたが、とても面白かったです◎

礼司は、路上生活者が多い大阪の釜ヶ崎で日雇いの生活を6年も続けている25歳。
ウエストホテル社長の二谷啓太から、妻結子を主人公にした小説を書いて欲しいと依頼される。

一風変わった結子27歳。
取材するも、デタラメな過去ばかり話し、支離滅裂な彼女の話しに困惑する礼司。
ただ、彼女の語る少女時代には孤独がつきまとっていた。

最初はお金のために始めた執筆だったけど、結子を知っていくうちに礼司は何としてでもこの小説を完成させたいと思うようになる。

でも次第に見えてくる、結子の旦那が小説を書かせる本当の理由。
釜ヶ崎の実態。


結子の人生はなかなか波乱万丈です。
だけど自分の力で、体を使ってでも、逞しく生きてきた女です。
礼司もまた、この年で釜ヶ崎で生活していることから、それなりの過去を持って生きています。


この物語は1994年の夏から始まります。
舞台は大阪、神戸なので、半年後に阪神大震災が起こることがわかって読むことになります。
結子を書いた小説がどうやって終わりを迎えるのか、結子と礼司はどうなるのか、続きが気になって一気読みでした。
作風は違っても、何度でもリスタートして生きてくことが出来るみたいなのは森さんらしいのかな。


最後まで読んで、冒頭の手紙がまた違った意味を持って、救われました◎
まさに「この女」ならぬ、「この男」ですね。

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| 森絵都 | 2011-11-19 | comments:0 | TOP↑

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「永遠の出口」 森絵都

永遠の出口

内容(「BOOK」データベースより)
あの頃の私、“永遠”という響きにめっぽう弱かった。青々とした10代。翔けぬけた少女の季節は、想い出がいっぱい。『カラフル』の感動から5年。初めて描く“大人への物語”。


紀子という女の子の、小学3年生から高校卒業までを描いたお話し。
とても多感な時期の女の子の成長を、とってもリアルに描いてあります。

ごく普通の小学時代。
仲良しグループやお誕生日会、淡い恋心など、懐かしいなーと思います。

中学時代。
家庭や友だちとズレを感じながらも、子どもながらに折り合いをつけつ日々。
でもちょっとしたきっかけで、そのタガが外れグレてしまう。

高校時代。
アルバイトでの人間関係。
恋愛、失恋。
そして卒業。

小学生~高校の10年間は、常に変化し続け、新しいこととの遭遇ばかり。
こうやっていろんなことを経験して、苦い思いをしながら、
10代のときにいろんなことを学んできたんだなーっと
振り返ってしまいます。

進路も決まらない高3の夏
スターウォッチャーズの講習会で聞いた、50億年後の地球は太陽に呑み込まれちゃうという話し。
永遠と呼べるものなど何1つないと思った紀子。

そこから、また新たに次の10年に向けて踏み出します。
その後の紀子のことは、エピローグで明らかになります。


オススメの1冊です。


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| 森絵都 | 2011-07-30 | comments:0 | TOP↑

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