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「ロング・ロング・ホリディ」 小路幸也

ロング・ロング・ホリディ

内容(「BOOK」データベースより)
―1981年、札幌。喫茶店“D”でアルバイトをしている大学生・幸平のもとに、東京で働いているはずの姉が「しばらく泊めて」と突然、現れた。幸平は理由を聞き出せないまま、姉との暮らしを始める。一方、“D”では、オーナーと店長が「金と女」のことで衝突。そんな二人を見て、幸平たちは“ある行動”に出た。それは一人の女性を守るためだったが、姉の心にも影響を…。


冬休みが終わる頃、ステキなタイトル!と思って読んだ1冊。

舞台は1980年代。
札幌の大学生、幸平がバイトする喫茶店“D”でのお話。

学生にとって、社会との繋がるバイト先。
一緒に働くバイト仲間。バイト先の社長や社員さんたち。常連さんたち。
幸平にとって、唯一無二と思える居場所となってた“D”。

そんなとき、突然やってきた、東京で働く幸平の姉。
理由も聞けないまま一緒に暮らすことになる。

バイト先の常連の子のために、バイト仲間みんなが力を合わせる。
バイト先の社長や社員のために、バイト仲間みんなが力を合わせる。
とっても青春の日々ですねー。

幸平と姉の関係もいいですね。
問題のあった家庭環境。
その中で育ったお互いだからこそ、何も言わなくても分かる安心感。
私は女姉妹ですが、男女の兄弟もいいなと思えました。

大学生の頃、私もいろいろバイトしました。
どこでバイトしても学生が多くて、やっぱり学校の友だちとは違うバイト仲間の絆って生まれてくるんですよね。
友だちというより、仲間という感じ。
みんなで遊んでた頃のこと、思い出しました◎
まさに、わたしのロング・ロング・ホリディの頃です。

私の中で、小路さんっぽいなと思う1冊でした。

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| 小路幸也 | 2018-01-16 | comments:0 | TOP↑

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「告白の余白」 下村敦史

告白の余白

内容(「BOOK」データベースより)
家を出た兄が実家の農地の生前贈与を求めて突然帰ってきた。しかし、「2月末日までに清水京子という女性が来たら土地を譲渡してほしい」という遺書を記し自殺。兄はなぜ死んだのか。そして、女は何者なのか。期限の意味は。死の真相を知るため、弟の英二は一人京都へ向かうが―そこは、虚実入り混じる言葉で築かれた伝統の町。腹黒、嫌味、皮肉に塗れた“告白”が真実を覆い隠す。最後の1頁まで気が抜けない!表裏、黒白、真偽が次々と逆転するノンストップミステリ。


初めて読む作者さんです。

家出していた兄が、高知の田舎に4年ぶりに突然帰ってきた。
しかし、農地の生前贈与を求め、手続きが終わると、自殺した。
しかも遺書には、農地はある女性に譲渡して欲しいと・・
意味がわからない弟は真相を知るため、その女性・京子の住む京都へ向かった。

この兄弟、一卵性の双子なんです。英一と英二。
弟の英二は、英一を偽り、京子へ近づく。

京女は腹黒い。いけず。皮肉。裏の意味。。
京子の暮らす祇園の老舗のお店が立ち並ぶ街には、“よそさん”には理解できないことがたくさんあった。
そんな中で、果たして英二は誰の言葉を信じ、真相を知る事が出来るのだろうか。

わたし、京都が好きなので、京都が舞台のお話も好きでよく読みます。
ただ、この物語の京都は、わたしの知らない京都がたくさん描かれていました。
物語のカギは、この京言葉なんでしょうね。
この言葉をどうとるか。

英二は四十九日にも高知にも帰らないで・・といろいろイライラしちゃいますが、後半で一気に展開。
一気すぎて、重要そうなこともさらっと出してきちゃいましたねー

一卵性の双子は成りすませるものなのか気になるけれど、物語としては面白かったかな。
他のも読んで見ようと思います。

| さ その他 | 2017-03-24 | comments:1 | TOP↑

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「ホリデー・イン」 坂木司

ホリデー・イン

内容(「BOOK」データベースより)
それぞれの夜。それぞれの朝。人気『ホリデー』シリーズから初のスピンアウト短編集。扉を開けて、彼らは出会った―。


「ワーキング・ホリデー」「ウインター・ホリデー」のスピンオフです。
このシリーズ好きだったので、嬉しい1冊です。

元ホスト、現宅配ドライバーの大和の前に、いきなり現われた小学生の息子・進。
この親子の夏休み、冬休みを描いた前2作。
今回は、彼らを取り巻く人たちのそれぞれのお話です。

ホストクラブのオーナー、ジャスミンをはじめ、ホストの雪夜、常連のナナ、宅配アルバイトの大東など。
個性的な脇役たちの意外なエピソード。
みんな見せないだけで、いろんな経験してて、それを抱えたり置いてきたりしてるんだよね。

そして、進が初めて大和に会う日のお話や、大和とジャスミンの出会いの話もあります。
どれも温かい。
すきだなあー。
もう1回、ワーキング・ホリデーから読みたくなりました◎

| 坂木司 | 2016-09-13 | comments:0 | TOP↑

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「君の膵臓をたべたい」 住野よる

君の膵臓をたべたい

内容(「BOOK」データベースより)
偶然、僕が拾った1冊の文庫本。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった―圧倒的デビュー作!


インパクトのあるタイトルです。
人気のようで図書館で予約してたら忘れた頃にきました。
このタイミングで膵臓かあーと個人的に思ったり。。


小さい頃から他人と関わらず、友だちも必要とせずに生きてきた僕。
ある日、偶然見てしまった1冊の文庫本は、クラスメイトの桜良の日記だった。
その中に書かれていた、彼女の秘密を知ってしまってから、僕の毎日が一変する。

僕とは正反対の桜良。
彼女に振り回されながらも、二人で過ごす時間が増えていく。

青春ですね。
二人の会話はいいですね。
噛み合ってるのかないのか、けど心地いい感じ。
だけど、彼女の秘密がね。
こういうのはあんまり好きではないんだけど、意外な展開を見せてくれました。

選択のうえに生きてるっていうの、いいですね。
偶然も、全部自分が選択してきた結果。
自分次第で、どっちにも転がっちゃうんだなーって。

泣けはしませんでしたが、高校生でこれだけの恋愛出来たら幸せですね◎
君の膵臓をたべたいって。

| さ その他 | 2016-06-23 | comments:0 | TOP↑

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「すべての神様の十月」 小路幸也

すべての神様の十月

内容(「BOOK」データベースより)
榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら「小吉人生」と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ…(貧乏神の災難)ほか、4篇。神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。


死神、貧乏神、疫病神に福の神など、いろんな神様が出てくる短編集です。

死神といえば伊坂さんのイメージが強いですが、
この死神もなかなかステキでした。

小路さんらしく、死神や貧乏神や疫病神などの負のイメージの神様たちも、温かくて優しい神様でした◎
神様同士が繋がってるのも、面白かったです。

図書館本でもう返してしまったから、簡単な感想になってしまいました。。

| 小路幸也 | 2015-09-16 | comments:2 | TOP↑

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