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「水底フェスタ」 辻村深月

水底フェスタ

内容(「BOOK」データベースより)
村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった―。辻村深月が描く一生に一度の恋。


今まで読んだ辻村作品とは違った印象を持ちました。

野外フェスで町おこしをする睦ッ代村。
高1の地元っ子、広海は、そのフェスで織場由貴美と会う。
由貴美は中学までこの村で住んでいたが、その後東京に出てモデルや女優となった人だった。

8歳年上の由貴美に魅了される広海。
フェスの後に偶然出会ってから縮まる2人の関係。
だけど、由貴美がこの村に戻ってきたのには目的があった。
その目的は、村への復讐。
そして広海に協力するように持ち掛ける。

広海が由貴美に溺れていく姿が、あぁ・・・若いなぁって思ってしまいました。
だって高1だもんね。

そして何より、村の体質。
小さな田舎の村ってこんな感じなんですかね。
狭い世界で暮らす人たちの感覚が怖かったです。

ラストの感じからも面白かったー!!って感じはないですが、一気に読んでしまえたのは、辻村さんさすが!!って感じでした◎


それにしても
野外フェスっていいですよね。
あの空気わたしも好きです◎

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| 辻村深月 | 2012-05-25 | comments:0 | TOP↑

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