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「頼むから、ほっといてくれ」 桂望実

頼むから、ほっといてくれ

内容(「BOOK」データベースより)
トランポリンでオリンピックを目指す五人がいた。天才肌の遼、愚直な順也、おっちょこちょいな慎司、目立ちたがり屋の洋充、怖いもの知らずの卓志。少年の頃から切磋琢磨してきた彼らに、安易な仲間意識などなかった。「オリンピック出場枠」という現実が、それぞれの青春を息苦しいものに変えていく。夢舞台に立てるのは、二人だけ。選ばれるのは誰なのか?選ばれなかった者は敗残者なのか?オリンピックは、すべてを賭けるに値する舞台だったのか?懸命に今を生きる者だけに許された至福、喪失、そして再生を、祈りにも似た筆致で描いた傑作長編小説。


これもタイトルに惹かれて手に取りました。

トランポリンでオリンピックを目指す5人の少年たち。
それぞれの教室に所属し、大会や合宿のときだけ顔を合わせる彼ら。

少年から大人になっていくまでの彼ら、そして彼らを支える関係者の視点で書かれたオリンピックへの思い。
どんどん視点が変わって、どんどん時も流れて、読んでて面白い展開でした。

顔見知りの彼らだけれど、友だちではない。ライバル。
大会では失敗してくれと願ったりもしたり。
だってオリンピックに出場できるのは2人だけだから。
出場出来る子、出来ない子、引退する子。

楽しくて始めたトランポリンも、オリンピックとなると自分のためではなくなって。
プレッシャーに押しつぶされそうになって。
この夢の舞台を目指して頑張ってきたのに、終わったときは達成感より安堵感のほうが大きかったり。
メダル1個で、オリンピック選手でも雲泥の差だったり。

いろんな現実を見せてくれたオリンピック。
だけど、若い彼らの人生はまだまだ続いていくわけで。
むしろ、ここからまた新しい人生が始まっていく。

なんか、一生懸命生きてる彼らを応援したくなりました。


装丁の“もっと頑張れ”で埋め尽くされた言葉のうえにあるこのタイトル“頼むから、ほっといてくれ”
彼らの本音が見えた気がします。




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| 桂望実 | 2013-01-29 | comments:0 | TOP↑

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