「try out」 藤岡陽子
内容(「BOOK」データベースより)
「これまでは他人と競争するためにやってきた―これからは自分との競争をする」父親の名は明かさないシングルマザーと戦力外通告されたプロ野球選手、二人の生きがいで紡がれる感動長編。
この作者さん初めて読みました。
野球好きには興味あるタイトルですよね。
トライアウト
戦力外通告された野球選手がプロの世界への再起を懸けて挑戦するテストです。
このテストを取材にきた新聞記者の可南子。
彼女はこのトライアウトで、深澤翔介と出会う。
深澤は、彼女が入社1年目に取材した甲子園の優勝投手だった。
ドラフトにもかかり、プロとして活躍していたはずの彼だったが、15年経った今、戦力外となっていた。
可南子は父親を誰にも明かさないままシングルマザーとなっていた。
宮城の実家に8歳になる息子を預け、東京で働く彼女。
ひとりで必死に意地になって頑張る彼女を、彼女の両親、妹、息子が温かく見守ってくれています。
そして、不器用な深澤もまた、自分の生き方を可南子に見せます。
周りの人たちのおかげで、背負ってたものがだんだん軽くなる可南子の成長物語ですね。
野球のお話しかと思ったら意外とそうでなかったけれど
いいお話し読んだなーと得した気分でした◎
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| は その他 | 2014-11-27 | comments:0 | TOP↑