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「悪党」 薬丸岳

悪党

内容(「BOOK」データベースより)
自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。決して繁盛しているとはいえない事務所に、ある老夫婦から人捜しの依頼が舞い込んだ。自分たちの息子を殺し、少年院を出て社会復帰しているはずの男を捜し出し、さらに、その男を赦すべきか、赦すべきでないのか、その判断材料を見つけて欲しいというのだ。この仕事に後ろ向きだった佐伯は、所長の命令で渋々調査を開始する。実は、佐伯自身も、かつて身内を殺された犯罪被害者遺族なのだった…。『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞した著者が、犯罪者と犯罪被害者遺族の心の葛藤を正面から切り込んで描いた、衝撃と感動の傑作社会派ミステリ。


この方、著書は少ないですが「天使のナイフ」以来注目してます。
どれも犯罪をテーマにした重たい内容だけど、読みやすくて考えることがいっぱいです。

これは、犯罪者と被害者家族のお話です。

佐伯修一は、被害者家族からの依頼で加害者のその後の行方を捜すという探偵の仕事をしている。
依頼人の目的は様々で、復讐したいと思うもの、赦すべき人間になってるかどうか知りたいもの、今どういう生活を送ってるのか知りたいものetc.

ただ同じなのは、被害者遺族は、たとえ犯人が刑期を終えても、何年経っても、事件は終わってないということ。

そして、佐伯自身も同じだった。
15歳のとき、姉を殺されていた。
仕事の合い間に、姉の事件の犯人の行方も捜していた。


犯罪は、被害者だけじゃなくて、被害者遺族をも殺す。
むしろ、家族の苦しみの方が永遠と続く。
たとえ犯人を殺したとしても終わらない。
それでも佐伯の父が言うように、「おれたちは絶対不幸になっちゃいけないんだ」

わたしには想像が出来ないほどの苦しみを抱える人たちが
ラストのように未来に向かっていってくれればと願います。

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| 薬丸岳 | 2011-09-25 | comments:0 | TOP↑

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